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ボーダレス・ジャパンの事業内容から、ソーシャルビジネス成功への道を探りましょう。

株式会社ボーダレス・ジャパンの数々の取り組みの中で、日本国内での成功事例をまとめました。少子高齢化や過疎化など様々な課題に対して、同社がどのような解決策をビジネスとして見出しているのかを是非ご覧ください。

ソーシャルビジネスの成功事例②

社会課題の解決といっても方法は様々であり、多くの知識や視点を持つことでビジネスのアイデアを生み出すことが可能です。
今回は日本国内で活躍しているソーシャルビジネス起業「ボーダレス・ジャパン」の取り組みについてご紹介していきます。

 

 

株式会社ボーダレス・ジャパン

ボーダレスジャパンの取り組み
株式会社ボーダレス・ジャパンは、「社会の課題をみんなの希望に変えていこう」というキャッチコピーにもあるように、まさにソーシャルビジネスを体現する会社として知られています。
その活動・ビジネスは日本だけにとどまらず、世界13か国、51の事業に関わるほど幅広く、様々なジャンルの課題解決に向けて運営されています。
ここでは、そんな株式会社ボーダレス・ジャパンの日本国内でのソーシャルビジネス事例を詳しく見ていきましょう。

 

遊休農地の開墾

日本では地方の過疎化が進み、農業を担う人手の不足はかなり前から重大な課題となっていました。実際に後継者が見つからずに農家を廃業し、結果として放棄された農地は現在も多くあります。

 

そんな状況を受け、株式会社ボーダレス・ジャパンは宮崎県の児湯郡新富町と提携し、遊休農地の再開墾に着手。地域の高齢者の雇用を生み、質の高い農作物の生産・販売を活性化させる事業を展開しました。
さらに、これらの農地で作られる農作物は徹底して無農薬であることにこだわりを持っています。人間が生きていく上で欠かせない野菜などの農作物は、本来の自然なままに作り出されるべきであり、それこそがこの先の未来にとっても大事なのだ、という株式会社ボーダレス・ジャパンの信念がそこに現れていると言えるでしょう。

 

地方移住

農業の担い手が少なくなっている問題は、少子高齢化の影響もありますが、「地方に住みたい」と思う若者が減っていることが最も大きな原因です。地方の若者は都会に憧れ、大人になると同時に地元を離れて上京してしまう流れができあがってしまい、人口流出に歯止めがききません。
少子高齢化の流れを急に止めるのは難しいが、都会にいる若者を地方に戻すことなら可能なのではないか?その結果として地域が活性化され、新たな雇用ができ、さらに人が増える好循環を目指す。これが株式会社ボーダレス・ジャパンの考える次世代に向けた地域社会の創出です。

 

地方にまったく新しい街を創り出すのではなく、あくまでそれまでの伝統や風土を残しながらその魅力をうまく伝えること、そして都会から地方への移住サポートを手厚く行うことをビジネスの根幹としています。

 

若者の就労支援

若者の再就職支援
現在の日本では、以前のような終身雇用制は崩壊し、働き方そのものを自ら考えていかなければならない時代となりました。以前の価値観や常識が通用しなくなる世の中で、思い悩み自己肯定感の低下を招き、うまく社会に溶け込めない若者も多い。

 

株式会社ボーダレス・ジャパンはそんな若者の再出発や就労支援もソーシャルビジネスとして手掛けています。
成功体験がなく、自分が何をやっていいのかわからない、という若者に対し、株式会社ボーダレス・ジャパンが「いい大人」として真摯に向き合い、一緒に働く。そして結果として経済的にも精神的にも安定して将来に向けての希望を持てるようにする、というのがこのビジネスのコンセプトです。

 

障碍者就労支援

このほかにも、障害者の就労支援も手掛けています。障害はあくまで多様性の一部であり、その人の個性として互いに認め合う。今までのような障害があるというだけで仕事や生き方の選択肢が限られてしまう社会を変えていこう、という活動です。

 

株式会社ボーダレス・ジャパンは障害者の方が働きながら一流の職人を目指せる場として、革工房を設立。実際にそこで作成された商品を販売し、その成果が給与にも反映されるような仕組みを作ることで、メンバーの成長意欲や自信を伸ばせる環境を実現しています。
この他にも、株式会社ボーダレス・ジャパンは非常に多くのジャンルで課題を見つけ、解決に結びつくことをビジネスとして展開しています。

 

日本の現状課題に対して、ビジネスの理念と目標に沿った視点があるからこそ成功している企業だといえるのではないでしょうか。
今後ソーシャルビジネスを始めていきたいと考える方や今のビジネスに取り入れていきたいという方は、社会課題に対してどのように向き合い皆生tうしていきたいのかを明確にしておくとよいでしょう。
現在ソーシャルビジネスが注目されている理由や社会課題について深堀したい方は、以下の記事で詳しくご紹介していますので、是非参考にしてくださいね。